車の査定額はシートの汚れで大きく変わることがある?

車のベージュ色の座席同じ車種で、年式や走行距離もそれほど違いがないのに、なぜか相場にくらべて査定額の低いクルマがあるものです。

確かに年式や走行距離は査定における重要ポイントであることは間違いないのですが、それだけで中古車の評価が決まるわけではありません。

ボディーカラーやメーカーオプションの有無、ボディについた傷やへこみなど、査定額の決定要因にはさまざまなものがありますが、意外にも盲点になりがちなのがシートの汚れです。

外観的にはきれいな車なのに、思ったよりも査定額が低いと感じた場合には、シートの汚れ具合を確認してみて下さい。

特に、小さなお子さんを後部座席に乗せる機会のある人は要注意です。

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シートの汚れはマイナス査定の要因となります

車の査定というとどうしてもボディ周りのキレイさばかりを気にする人がいますが、実は車内の状態も査定に大きく影響します。

車内のタバコ臭やペットのニオイがマイナス査定になるということはご存知の方も多いと思いますが、シートの汚れも査定を受ける際の重要ポイントとなります。

参考記事:室内がクサイ車は高く売れません~ペットの臭い・タバコの臭い

もちろん、シートは人間が座るためのものですから、使っているうちに汚れてくるのは仕方のないところです。

年式相応のシートの汚れやへたりなどは特に問題にはなりませんが、同じ条件の平均的な車とくらべて著しい汚れがある場合などには間違いなくマイナス査定となってしまいますので注意が必要です。

車を査定に出す前に、一度シートの状態をチェックしておくことをお勧めします。

車のシートが汚れてしまう主な理由

車のシートは、長年その車に乗り続けることで自然に汚れてくるものです。

とくに、ベージュなどの白に近い色のシートの場合には、汚れが目立ってしまうことが多いでしょう。

しかし、普通に乗っている分には、極端な汚れにはならないはずです。

査定に影響するほどシートが汚れるには、なんらかの原因があるはずです。

・車内で物を食べる習慣のある人は要注意

運転しながらパンを食べる男性一番の原因となるのが、車内で飲食をしたときの食べこぼしです。

コンビニなどでお昼ご飯を買って、車内で食べる人も多いことでしょう。

せっかちな人になると、車を運転したままパンやおにぎりを食べる人もいるようです。

そういったときに、自分では気がつかないうちに食べ物がシートに落ちることは多いのです。

気がつかないまま、シートに落ちた食べ物を自分のお尻でこすりつけてしまってシミを作ってしまったりします。

・子供を後部座席に乗せるクルマは例外なくシートに汚れ

小さなお子さんのいる家庭では、家族連れでドライブなどに出かける機会も多いことでしょう。

そういったときに、後部座席で子供たちがお菓子やジュースなどを飲み食いするのは、ごくあたり前の光景ですね。

子供は大人以上に食べこぼしをしますから、気がついてみたら後部のシートがシミだらけになっていた、などということも十分に起こり得るわけです。

また、飲み物や食べ物をこぼすだけではなく、小さな子供の場合には、お漏らしや車酔いをして吐いてしまうこともあるかも知れません。

小さな子供がいる家庭のクルマの後部座席を汚さないというのは基本的に不可能と考え、シートカバーなどを装着しておくのが無難といえます。

・作業着のまま着替えないで車を運転してしまう

職場で作業着を着て仕事をしている人が、着替えないで作業着のまま車に乗り込んで帰宅をするということもあると思います。

実は、こういった場合もシートが汚れる原因となります。

それほど汚れていない作業着であっても、毎日のように接することでシートはしだいに汚れていきます。

運転席のシートと助手席のシートをくらべてみれば、その違いは明白だと思います。

白っぽいシートであれば、運転席のみなんとなく薄汚れた感じになっているはずです。

食べ物をこぼした場合の汚れは座面だけが汚れますが、着ているものの影響でシートが汚れる場合は、座面だけではなく背もたれの部分も汚れてくるのが特徴です。

可能であれば、仕事を終えた後はそのまま作業着で車に乗り込むのではなく、着替えをするようにした方がいいでしょう。

それが無理であれば、せめて運転席だけでもシートカバーを着けることをお勧めします。

シートをキレイな状態に保つにはどうするか?

車のシートを拭く少しでも車の査定を高くするためには、シートを汚さないのが一番ですが、どうしても汚れてしまった場合はどうすればいいのでしょうか?

食べ物をこぼした場合で、それがせんべいやスナック菓子などであれば、小まめに掃除機で吸い取るようにすればキレイになります。

しかし、ジュースなどの飲み物をこぼしてしまったときには、すぐにタオルやティッシュなどで確実に水分をふき取らないと、時間が立つにつれて汚れが落ちにくくなってしまいます。

そのまま放置すると、汚らしいシミとして残ってしまいますので注意が必要です。

また、チョコレートなどをこぼした場合も、同様にすぐに対処しないと簡単に汚れを落とすことができなくなってしまいます。

車内で飲食をしたときには、車を降りたときにすぐにシートを確認し、汚れを発見したら市販のシートクリーナーなどを使ってきれいにするように心がけることが大切です。

シートを丸洗いしてくれる専門の業者もいますが、ミニバンクラスの車を依頼すると2万5000円程度の費用がかかってしまいます。

シートをキレイにすることで、2万5000円以上の査定アップが期待できれば問題はありませんが、その辺は微妙なところです。

あまりにも汚れがひどくて大幅な査定のマイナスが予想される場合には、そういった業者を利用してみる価値はあるかも知れません。

いずれにしても、まずはシートを汚さないことと、日頃から車内を小まめに掃除することが、結果的には高額査定につがなることになります。

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