デミオの買取り価格を実際の査定の事例をもとに分析~3年落ち・5年落ち・7年落ち

マツダを代表するコンパクトカーであるデミオは、1996年に発売されてから常に新車販売ランキング上位に入るほどの人気を維持しているクルマです。

マツダデミオは人気車種ゆえに中古車市場での需要も高く、ディーラーでの下取りや買取り店での査定額も高めになる傾向があります。

ここでは、実際にマツダデミオの買取り額がどれくらいになるのかについて、年式や走行距離別に実例をあげて分析をしてみたいと思います。

マツダデミオの2018年現在の大まかな買取り相場は以下になります。

  • 7年落ち…18万円~38万円
  • 6年落ち…40万円~62万円
  • 5年落ち…48万円~70万円
  • 4年落ち…60万円~80万円
  • 3年落ち…72万円~94万円

マツダデミオの買取り価格を走行距離別に比較

車の査定において大きなウエイトをしめるのが走行距離です。

車は機械ですから、使えば使うほど劣化していきます。

そのため、たとえ年式が新しくても走行距離が伸びていればマイナス査定となることは避けられません。

ここでは、実際の買取り事例をもとに、マツダデミオの走行距離の違いによって査定額がどれくらい違ってくるのかについて解説をしてみたいと思います。

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走行距離が5万km前後の場合はどれくらいで売れるのか

新車を購入した人が、次のクルマへの乗り換えを検討し始める最初のタイミングとしては、2回目の車検の時期である5年落ちが多いのではないでしょうか。

5年落ちのクルマの走行距離は、5万km前後というのが一般的だと思います。

ここでは、5万km前後の走行距離のマツダデミオが、どれくらいの値段で買取りをされているのかについて、実例をあげて紹介してみたいと思います。

・走行距離5万kmの9年落ち15Cを10万円で売却

2008年式デミオの15Cを9年落ちとなる2017年に売却をした事例になります。

走行距離は5万弱ほどなので、9年落ちのデミオとしてはだいぶ少ないと思います。

オーナーの所在地は兵庫県で、ボディカラーは青となります。

このデミオを5社に査定を依頼した結果、10万円、8.5万円、8万円、8万円、7.8万円という提示額になりました。

高い業者と安い業者の差は2.2万円ほどになりますが、1社以外はほぼ8万円を提示していますので、9年落ちで5万kmのデミオはこれが相場なのだと思います。

オーナーはこの買取り額にあまり満足していないようですが、5社に査定をお願いしたおかげで、相場よりも高い10万円で売却することができたわけですから、十分だと思われます。

・1年落ちで5万kmのXDツーリングの査定額が100万円

この事例は、2016年式デミオのXDツーリングを2017年に1年落ちで売却したときのものです。

売却地域は福井県で、ボディカラーは紺です。

わずか1年しか乗っていないにもかかわらず走行距離は5万kmなので、かなりの過走行なクルマであるといえます。

このデミオの査定額を2社に出してもらった結果、80万円、100万円となりました。

2社の査定額に20万円の差が生じてしまったことになります。

もし1社にしか査定をしてもらわなくて、そこの提示額が80万円であったなら、20万円も損をしてしまうところです。

まったく同じクルマであっても複数の業者に査定を受けることで高く売れる可能性が高くなるということを覚えておきましょう。

また、走行距離が5万kmとなってしまっても、まだ1年落ちと年式が新しいデミオであれば、100万円で売れるということが、この事例から分かります。

走行距離が7万kmのデミオだといくらで売れるのか?

デミオの運転席新車で購入された車が中古車として最初に売りに出されるタイミングは、平均すると8年ほどだそうです。

長引く不景気の影響もあり、かつてのように3年や5年で次々に新車に買い替えるという人は少なくなっているようです。

8年落ちとなる車の平均的な走行距離はおよそ7万km程度と考えられますので、ここでは実際に7万km前後走ったマツダデミオがどれくらいの値段で買取りをされているのかについて、いくつかの事例を紹介してみたいと思います。

・7年落ちで7万kmの13Sの買取価格が18万円

この事例は2011年式デミオの13Sを2018年に7年落ちで売却したときのものです。

走行距離は約7万kmとなり、7年落ちのデミオとしては標準的といえそうです。

60代男性のワンオーナー車です。

このデミオに対して3社から提示された査定金額は、18万円、15万円、13万円でした。

7年落ちで走行距離が7万kmのデミオだと、15万円前後が相場であることがこの事例から分かります。

人気のデミオであっても、コンパクトカーの場合は7年落ち以上になってくると、査定額は厳しいものとなるようです。

・5年落ちのデミオ15Cを3社比較で最高値が43万円

この事例は、2013年式デミオの15Cを、5年落ちとなる2018年に売却したときのものです。

オーナーは島根県に住む50代の男性で、ボディカラーはシルバーです。

走行距離は7万km弱なので、5年落ちのクルマとしてはやや走っている印象です。

この5年落ちのデミオを3社に査定依頼した結果、43万円、36万円、32万円、の提示がありました。

一番高い業者と安い業者では、11万円もの差が生じました。

もともとデミオは車両価格の高いクルマではありませんから、買取り価格に11万円の差がでるのは非常に大きいといえるでしょう。

10万kmオーバーのデミオはいくらで買取り可能か?

かつては、走行距離が10万kmを超えた車は、市場での価値がないので廃車にするしかないというイメージがありました。

しかし、最近では車の寿命が延びたことや海外への中古車輸出ルートの開拓などもあり、10万kmを超えても査定の対象になることが常識となりつつあります。

ここでは、10万kmオーバーのデミオが実際にどれくらいの値段で買取りされているのかについて、いくつかの実例を紹介してみたいと思います。

・12万kmの13-スカイアクティブを32万円で買取りした事例

2012年式マツダデミオの13-スカイアクティブを6年落ちとなる2018年に売却をしたときの事例になります。

6年落ちということで決して古いデミオではないのですが、走行距離が12万kmとかなり走り込んでいます。

査定を受けた地域は新潟県で、ボディカラーは青になります。

2社に査定をしてもらった結果、32万円と26万円の提示となりました。

6年落ちのデミオで、走行距離が12万kmということを考えたら、30万円以上の査定額が提示されれば十分といえそうです。

この事例からも分かりますように、走行距離が10万kmを超えたからといって、極端に値落ちしてしまうわけではありません。

・7年落ちの13C-Vが14万km走行で12万円の査定額

こちらは2011年式デミオの13C-Vを7年落ちとなる2018年に売却したときのデータになります。

オーナーは岐阜県の60代の男性の方で、ボディカラーはシルバーです。

走行距離は14万kmとなりますので、7年年落ちということを考えますと、かなりの過走行であるといえます。

このデミオを4社に査定依頼をした結果、A社12万円、B車10万円、C社10万円、D社8万円となりました。

最高で12万円の提示額にオーナーさんは不満だったようですが、7年落ちであっても走行距離が14万kmとなるとさすがに査定額は厳しいものになります。

デミオの査定額は乗った年数でどれほどの違いになるか

車の査定において、走行距離も重要な指標となりますが、同時に何年乗った車という点も、査定金額に大きな影響を与えます。

ここでは、マツダデミオを3年落ち、5年落ち、10年落ちの各事例を紹介してみたいと思います。

乗った年数によって、デミオの買取り価格がどれくらいになるのかという目安にしていただければと思います。

3年落ちのマツダデミオはいくらで買取りされるか?

新車で購入してから最初の車検のタイミングで、車を売却しようと考える人はけっこういるものです。

しかし、近年は一人のオーナーが長期間同じ車に乗り続ける傾向にあり、新車登録から最初に車を手放す時期の平均が8年だといわれています。

そういったことを考えてみますと、人気車種であるデミオの3年落ちというのは中古車のなかでもかなり条件の良い優良車両ということになり、タマ数が少ない分買取り価格はかなり期待できると思います。

ここでは、3年落ちデミオの買取り事例について紹介してみたいと思います。

・3年落ちのXDツーリングが115万円で売れた事例

この事例は、2015年式マツダデミオのXDツーリング(ディーゼル)を2018年に売却したときのものです。

走行距離は2万km弱と、3年落ちとしてはやや少なめとなっております。

色は青で、売却地域は京都府になります。

このデミオを4社に査定をしてもらった結果、115万円、108万円、95万円、92万円という結果になりました。

最高額が115万円で最低が92万円ですから、その差は23万円となります。

最高額を提示した会社は、走行距離が2万kmと少ない点を高く評価してくれたのかも知れません。

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・2015年式のデミオ13Sが走行距離5万kmで62万円

ワインレッドのデミオ2015年式マツダデミオの13Sを3年落ちとなる2018年に売却した時の事例です。

ボディカラーはやや派手なワインレッドで、売却地は神奈川県です。

走行距離は5万kmと、3年落ちにしてはかなり走っている車両となります。

このデミオを2社に査定をしてもらった結果、62万円、53万円、という提示額になりました。

3年落ちのデミオではありますが、走行距離が5万kmということを考えると、妥当な額ではないかと思われます。

ちなにみ、2015年式デミオ13Sの新車価格は145万円となっています。

5年落ちデミオの査定額はどれくらいになるのか?

2回目の車検のタイミングとなる5年落ちの車両は、比較的市場に出回ることが多いようです。

比較的状態のよい車が多いため中古車市場でも人気が高く、買取り価格もそれなりに期待できると思います。

ここでは、5年落ちデミオが実際にどれくらいの値段で売れたのかを、事例をもとに見ていきたいと思います。

・5年落ちのグレード13Cの売却額が走行距離7万kmで34万円

2013年式デミオの13Cを5年落ちとなる2018年に売却したときの事例です。

走行距離は7万kmとなりますので、5年落ちのクルマとしては少し距離が伸びています。

色は無難なグレーで、査定を受けた地域は三重県です。

このデミオを4社に査定を依頼すると、34万円万円、32万円、30万円、30万円という結果になりました。

一番高い業者と安い業者で4万円の差しかありませんので、この金額がこのデミオの相場なのだと思います。

走行距離が7万kmとやや伸びていることで、査定額が伸び悩んだのかも知れません。

・5年落ちで2万km走行のスポルトを72万円で売却

デミオのハンドルとシフトこちらは、2013年式デミオのスポルトを5年落ちとなる2018年に買取り店に売却したときの事例です。

このデミオは、5年落ちではありますが走行距離が2万kmと非常に少ないために、査定を受けるにあたってはかなり条件のいい車両といえます。

3社の査定結果は、72万円、62万円、57万円といった提示になりました。

1社だけ目立って高い買取り価格を提示していますが、おそらく走行距離が2万kmと少ない点を評価したのだと思います。

オーナーさんも、ディーラーの下取り額よりはだいぶ良かったと満足されているようです。

10年落ちのデミオの評価額はいくらになるのか

10年落ちというと、条件的にはかなり厳しいことは間違いありませんが、よほどひどい状態の車両でない限りそれほどネガティブに考える必要はありません。

近年は車の寿命そのものがのびていることや、海外への輸出ルートの確保などにより、10年落ちの車であっても問題なく買取してくれるお店が増えています。

ここでは、10年落ちデミオがいくらで売れたのか、実際の買取り事例を見てみましょう。

・10年落ちで3万kmのスポルトが30万円で買取りされた事例

こちらは2007年式デミオのスポルトを2017年に10年落ちで売却したときの事例です。

走行距離は3万kmと、10年落ちの車としては非常に少なくなっています。

このデミオを4社に査定を依頼したところ、30万円、30万円、20万円、15万円という提示となりました。

10年落ちのデミオの査定額が30万円というのは、ちょっと驚きです。

しかも、4社中2社が30万円を提示しているとうことは、それだけの価値のあるクルマなのでしょう。

10年落ちにもかかわらず走行距離が3万kmと非常に少ないことや、クルマの状態がよかったこと、オプションパーツが豊富だったことなどさまざまな理由により高額査定となったに違いありません。

・10年落ちで走行距離5万kmのデミオを5万円で売却

この事例は、先ほどの事例とまったく同じ10年落ちのデミオ・スポルトになります。

先ほどの事例では走行距離が3万kmでしたが、こちらは5万kmになります。

10年落ちですので、5万kmの走行距離であっても非常に少ないといえます。

ボディカラーは無難なグレーで、売却地は茨城県です。

このデミオを3社に査定してもらった結果、5万円、2万円、1万円の提示、となりました。

やはり、デミオのようなコンパクトカーの場合は、10年落ちとなるとこのようにほとんど査定がつかなくなってしまうのが普通です。

走行距離が5万kmと少ないので、なんとか5万円の提示をしてくれた感じです。

そう考えますと、先ほどの事例で紹介した10年落ちデミオの買取り価格が30万円というのは、異常に高いということがいえます。

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マツダデミオの公式サイト
http://www.mazda.co.jp/cars/demio/

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参考:ガリバー アップル

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