トヨタクラウンといえば、高級セダンの代名詞的なクルマです。
最近ではミニバンなどに押されてセダンの人気が落ちていますが、そんななかでも奮闘しているのがトヨタクラウンです。
セダンであるにもかかわらず、下取りや買取りの際のリセールバリューが比較的高いのがクラウンの特徴です。
ここでは、2019年におけるクラウンの下取り相場や買取価格の目安を、年式や走行距離別に一覧で紹介しています。
またトヨタクラウンの買取り価格がどれくらいになるのかを、実際に3年落ちから10年落ちで売却したときの事例を紹介しています。
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クラウンの買取価格や下取り相場に関する基本データ
トヨタクラウンを、ディーラーに下取りにだしたり、買取専門店に持ち込んで売却をしたりするときに、どれくらいの相場になるのかを年式や走行距離別に紹介してみたいと思います。
2019年におけるクラウンの年式別下取り相場
トヨタクラウンを、2019年に下取りにだすときの相場を、年式別に紹介しています。
グレードはすべてロイヤルサルーンGとなりますが、年式によって排気量がことなります。
3年落ちから6年落ちの14代目クラウンは2500cc、7年落ちから10年落ちの13代目クラウンは3000ccとなっています。
また、走行距離に関しましては、年式相応(1年あたり1万km)として算出をしています。
- 10年落ち…23万円~31万円
- 9年落ち…34万円~46万円
- 8年落ち…48万円~64万円
- 7年落ち…53万円~71万円
- 6年落ち…115万円~153万円
- 5年落ち…119万円~160万円
- 4年落ち…142万円~190万円
- 3年落ち…181万円~241万円
2019年におけるクラウンの年式別の買取価格
クラウンを2019年に買取り専門店に持ち込みしたときの査定額の目安を一覧の形で紹介しています。
条件的には先ほどの下取り相場と同様で、ロイヤルサルーンGを年式相応の走行距離で売却するときの相場の目安になります。
3年落ちから6年落ちは14代目クラウンで排気量は2.5L、7年落ちから10年落ちは13代目クラウンで排気量は3Lになります。
下取りにくらべて買取りの方が査定額がやや高くなる傾向があることが一覧からお分かりになるかと思います。
- 10年落ち…32万円~43万円
- 9年落ち…43万円~57万円
- 8年落ち…53万円~70万円
- 7年落ち…58万円~77万円
- 6年落ち…128万円~171万円
- 5年落ち…133万円~177万円
- 4年落ち…156万円~208万円
- 3年落ち…195万円~260万円
一覧表を見てお気づきかと思いますが、同じ年式で同じ走行距離のクラウンであっても、買取価格は業者によって大きくことなります。 ここに記載したクラウンの査定額は、あくまでもおおまかな目安となります。 クラウンは高級セダンであり、もともとの車両価格が高いので、買取り価格もそれなりに期待はできます。 しかし、王者クラウンといえども人気薄なセダンということもあり、ミニバンやクロカンのように古くなっても高い査定額を維持するということは困難なようです。 それでは、実際に乗った期間によってクラウンの査定額がどれくらいになるのかについて、事例をもとに見ていきたいと思います。 クラウンのオーナーは買い替えのときに、またクラウンを購入するケースが多いようです。 買い替えのタイミングとしては、車検切れやモデルチェンジが行われるときが一般的だと思いますが、ここでは1回目の車検のタイミングである3年落ちのクラウンアスリートがどれくらいの査定額になるのかについてみていきたいと思います。 地域は大阪で、ボディカラーはブラックです。 走行距離は4万km弱なので、3年落ちにしては少し走り込んでいるイメージです。 このクラウンアスリートを、一括査定を利用して4社に買取り額を提示してもらった結果、235万円、220万円、210万円、190万円という金額になりました。 この結果をみる限りにおいては、200万円をちょっと超えるくらいが、この車の相場であるといえそうです。 一括査定を利用することで235万円という価格を提示してもらうことができたわけですから、普通に考えると不満はなさそうですが、オーナーはもう少し高く売れると考えていたようです。 走行距離が多少伸びている点を甘く見ていたのかも知れません。 この事例も先ほどの事例と同様に、2010年式のクラウンアスリート2.5Lを3年落ちとなる2013年に売却したときのものです。 売却地域は愛知県で、車の色は黒になります。 走行距離は1万5000km弱となっており、3年落ちの車としては、標準的な走行距離の半分程度となっています。 このクラウンアスリートを4社に査定してもらったところ、最高買取り価格が263万円となりました。 先ほどの事例にくらべて走行距離が短い分、高い評価を得ることができたようです。 クラウンは、4年~5年でフルモデルチェンジをすることが多いので、2回目のタイミングとなる5年落ちで売却をする人が多い傾向にあるようです。 需要と供給の関係で考えると、売る人が多いということは相場的には低くなりがちですが、実際のところはどうなのでしょうか。 ここでは、5年落ちのクラウンロイヤルの査定額がどれくらいになるのかについて、事例をもとに考えてみたいと思います。 場所は愛知県で、ボディカラーはホワイトです。 走行距離は5年落ちとしてはかなり少ない2万3000kmとなっています。 このクラウンロイヤルサルーンを2社が査定したところ、220万円、205万円という結果になりました。 走行距離が少ないこともあり、5年落ちの2.5Lロイヤルサルーンとしては満足できる結果になっています。 オーナーさんは80代の男性で、丁寧に乗られてきた可能性が高く、状態も良かったに違いありません。 こちらも先ほどの事例と同様に、2008年式クラウンのロイヤルサルーン2.5Lを5年落ちとなる2013年に売却をしたときの事例になります。 売却地は岐阜県で、ボディカラーは白です。 走行距離は4万5000kmとなっており、5年落ちとしては標準かやや少ないといっていいでしょう。 このクラウンロイヤルサルーンを2社が査定した結果、200万円,185万円の提示額となりました。 先ほどのロイヤルの事例と比較すると若干安い査定額となっておりますが、これは走行距離の違いによるものだと思われます。 5年落ちのクラウンロイヤル2.5Lの買取り価格の目安としては、200万円前後と考えていいと思います。 スポンサーリンク 3年落ちや5年落ちの場合であれば、ある程度の高額な査定額が期待できるクラウンですが、10年落ちとなるかなり厳しい査定となってしまうことが多いようです。 この点が、海外での中古車人気が高いために古くても高く売れるランクルなどとの大きな違いです。 10年落ちのクラウンが実際にどれくらいの査定額になるのかについて、買取り事例を見ていきたいと思います。 ボディカラーはシルバーで、売却地は奈良県となります。 走行距離は12万km弱となっており、10年落ちということを考慮しても、ちょっと走りすぎている感があります。 このクラウンを2つの買取り業者にそれぞれ査定してもらったところ、27万5000円と27万円になりました。 5000円の違いしかないので、2社で競い合った結果だと思います。 高級車の代名詞ともいえるクラウンですが、10年落ち12万kmという条件だと、この程度の買取り額になってしまうようです。 こちらも先ほどと同じく、2005年式クラウンのロイヤルサルーンを2015年に売却した事例ですが、先ほどは2.5Lだったのに対して今回は3.0Lと排気量が異なります。 売却地域は千葉県で、車体の色はホワイトになります。 走行距離は3万5000kmほどとなっており、先ほどの事例の12万kmと比較すると大幅に少なくなっています。 このクラウンは2社の買取り店によって、85万円と73万円の買取り額の提示を受けていますが、オーナーさんは新しい車が納車になるまでの期間に車を手放すことができないという理由で、結果的に買取り店ではなくディーラーに下取りに出しているようです。 先ほどの事例とくらべると、同じ10年落ちでもだいぶ高い査定額になっていますが、排気量が3000ccなのと、走行距離が非常に少ないという点がプラスになっているものと思われます。 それは高級車クラウンであっても例外ではありません。 ここでは、実際に買取りされた実例をもとに、クラウンの買取り価格が走行距離によってどう変わるかについてみていきたいと思います。 走行距離が3万km程度のクラウンであれば、状態的にはかなり良いことが想像できます。 クラウンはもともとの車両価格が高いこともあり、走行距離の少ない優良車であれば高価買取が期待できるはずです。 ここでは、走行距離が3万km程度のクラウンの査定額がどれくらいになるのかについて実例をあげてみていきたいと思います。 この事例は、走行距離が3万km弱の2008年式クラウンアスリート3.5Lを、5年落ちとなる2013年に売却したときのものです。 売却地は千葉県で、ボディカラーはホワイトです。 このクラウンアスリートを1社だけに査定依頼をした結果、235万円という金額が提示されたようです。 オーナーさんはこの金額をもとにディーラーと交渉をして、希望額で下取りをしてもらったようです。 しかし、アスリート3.5Lの新車価格は500万円を超えますので、5年落ちではありますが走行距離がわずか3万kmという点を考慮すると、235万円が妥当な買取り価格かどうかは疑問の残るところです。 1社だけではなく複数の買取り店に査定をしてもらうことによって、もう少し上乗せが可能だったかも知れません。 こちらは、走行距離は3万kmと少ないのですが、8年落ちのクラウンロイヤルサルーンの売却事例です。 2005年式のロイヤルサルーン2.5Lを、8年落ちとなる2013年に査定を受けています。 査定を受けた場所は埼玉県で、車体の色はシルバーです。 このクラウンを12社が査定した結果、高い方の会社が120万円を提示しました。 確かに走行距離は3万km弱と少ないですが、8年落ちということを考慮すれば、妥当な査定額だと思われます。 わりと年配の人が乗ることの多いロイヤル系は年式の割に走行距離が少ない傾向にあり、比較的若い人に人気のアスリートは走行距離が延びる傾向にあるようです。 ここでは、走行距離が5万km前後のクラウンの買取り価格がどれくらいになるのかを、事例をもとに見ていきたいと思います。 こちらは、走行距離5万km弱の2008年式のクラウンロイヤルサルーン2.5L-ナビパッケージを7年落ちとなる2015年に売却したときの事例です。 査定を受けた地域は福岡県で、ボディカラーは白です。 このクラウンを3社が査定したところ、150万円、140万円、130万円という結果になりました。 各社10万円ずつの開きなので、この条件のクラウンであれば150万円~130万円というのが一般的な相場なのだと思います。 ナビパッケージという上位グレードのため、多少は上乗せになっている可能性はあります。 こちらは、走行距離が5万5000km弱のクラウンアスリート2.5Lナビパッケージの買取り事例です。 地域は山口県で、2008年式の白いアスリートを2012年に売却しています。 このクラウンを3社が査定したところ、最高買取り価格が210万円となりました。 この車のオーナーさんは、買取り専門店の他にも外車のディーラーに下取りの見積もりももらっていたようで、そちらの方が10万円ほど高い査定額だったようです。 ディーラーの場合、新車の利幅の中で下取り額を調整できるので、単純には比較はできないと思いますが、4年落ちで走行距離が5万5000kmということであれば、それほど不満のない金額だと思います。 ハイエースやランクルのように、海外で人気の高い車種であれば10万kmオーバーであっても高い買取り価格が期待できますが、クラウンの場合は果たしてどうでしょうか? 実際に10万kmをオーバーしたクラウンの買取り価格がいくらになるのかを、実例をもとに見ていきたいと思います。 登録は2008年で、5年落ちとなる2013年に売却をしています。 査定を受けた地域は滋賀県で、車体の色は白です。 このクラウンを3社に査定を依頼したところ、150万円、140万円、提示なし、という結果になりました。 提示なしの1社は、5年落ちにしては12万kmと走行距離がかなりのびているために、様子見だった可能性があります。 標準的な走行距離の5年落ちアスリート2.5Lであれば、200万円前後の買取り価格は期待できるはずなので、走行距離が大幅に延びている分50万円程度のマイナスになったといえるでしょう。 こちらは、11万km弱走行のクラウンロイヤルサルーン3.0Lを査定したときの事例になります。 2004年に登録された車を10年落ちとなる2014年に売却したときのものです。 色は白で、売却地は愛知県です。 このクラウンロイヤルサルーンを3社に査定を出してもらった結果、35万円、35万円、30万円という提示額になりました。 10年落ちとしては走行距離が多少のびているロイヤルサルーンですが、3社の査定額が5万円におさまっているので、この条件のクラウンとしてはこれが相場なのだと思います。 あなたのクラウンのリアルタイムな買取り最高値を知るには、以下のサイトをご覧になってください。 スポンサーリンク トヨタクラウンの公式サイト乗った期間によってクラウンの買取り価格はどう変わるのか?
3年落ちのクラウンアスリートの査定額を分析
・3年落ちのアスリートの2.5Lが235万の査定額
この事例は、2010年式クラウンアスリートの2.5Lを3年落ちとなる2013年に売却した時のものです。
・走行距離が1万5000kmのアスリートを263万円で買取り
5年落ちのクラウンロイヤルの査定額はどれくらいになるか?
・5年落ちのロイヤルサルーン2.5Lの査定額が220万円
こちらは、2008年式クラウンのロイヤルサルーン2.5Lを2013年に買取りに出したときの事例になります。
・走行距離4万5000km弱の2.5Lクラウンを200万円で買取り
10年落ちクラウンの買取り価格はいくらになるのか?
・10年落ち12万kmのロイヤルサルーンが27.5万円
こちらの事例は、2005年式のクラウンロイヤルサルーン2.5Lを10年落ちとなる2015年に査定をしたときのものです。
・10年落ち3万5000kmのロイヤルサルーン3.0Lが85万円
走行距離によってトヨタクラウンの買取り価格はどう変わるのか?
車の査定において需要な要素なるのが、走行距離と年式です。
走行距離が3万kmのクラウンはどれくらいで売れるのか?
・3万km弱の5年落ちアスリート3.5Lの買取り価格が235万円
・8年落ちで3万km走行のロイヤルサルーン2.5Lの買取り価格が120万円
走行距離が5万km前後のクラウンの買取り価格
クラウンは、おおまかにロイヤル系とアスリート系に分けられます。
・7年落ちのロイヤルサルーン2.5Lが5万km走行で150万円
・4年落ちのアスリート2.5Lが5万5000km走行で210万円
走行距離が10万kmを超えたクラウンの査定額は?
・走行距離12万km弱のアスリート2.5Lが150万円の査定
こちらは、走行距離が12万km弱になるクラウンアスリート2.5Lのナビパッケージの買取り事例です。
・11万kmのロイヤルサルーン3.0Lが3社査定で35万円
https://toyota.jp/crown/