トヨタハリアーの査定額を実際の買取り価格から分析

グレーのハリアートヨタハリアーは、高めの車高と高級セダンのようなラグジュアリーさで人気になっているSUVです。

昨今のSUV人気もあり、ハリアーは中古車市場でも非常に高い人気を誇っています。

その人気ゆえに、走行距離が多少のびていても年式が古くても、高い査定額を期待できるのがハリアーです。

ここでは、中古車買取り専門店において、トヨタハリアーがどの程度の買取り額になるのかについて、事例をもとに走行距離や年式などさまざまな角度から分析してみたいと思います。

参考までにトヨタハリアーの2017年現在の大まかな買取り相場は以下になります。

・7年落ち…110万円~170万円
・6年落ち…132万円~190万円
・5年落ち…148万円~218万円
・4年落ち…170万円~248万円
・3年落ち…210万円~320万円

走行距離別にトヨタハリアーの買取り価格を比較

トヨタハリアーは、走行距離が多めの車両であっても、他の車種にくらべて査定額への影響が少ないという特徴があります。

開発途上国での日本の中古車人気は非常に高いものがありますが、その中でもハリアーは人気車種となっているため、走行距離が多めでも輸出車としてのニーズがあるわけです。

10万kmオーバーのハリアーであっても、それなりの買取り価格が提示されることが多いようです。

ここでは走行距離別にトヨタハリアーの買取り価格がどれくらいになるのかを、実際の買取り事例をもとに見ていくことにしましょう。

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5万km前後のトヨタハリアーの査定額はどれくらい?

ハリアーは高級車ですから、5万km程度の走行距離で車の価値が大きく下がるということはありません。

具体的に5万km前後を走ったハリアーが、車の買取り専門店にどのような評価を受けるのか、実際に査定を受けた事例を取り上げてみたいと思います。

・4万8000kmの240GLパッケージが165万円の査定額

走行距離が4万8000kmのハリアー240GLパッケージを売却したときの事例です。

2007年に登録した車を、5年落ちとなる2012年に売却をしています。

4万8000kmという走行距離は、5年落ちとしてはほぼ標準的なものです。

このハリアーを3社の買取り専門店が査定をしたところ、165万円、164万円、160万円となりました。

3社にほとんど差がなく、この条件のハリアーとしては、ほぼこの金額が相場なのだと思います。

ハリアーの240GLパッケージの新車価格が約300万円ということを考えれば、十分に満足すべき買取り価格ではないかと思われます。

・5万5000kmのハリアー240GLパッケージの買取り額が172万円

こちらは、2008年式のトヨタハリアー240GLパッケージを5年落ちとなる2013年に売却をしたときの事例になります。

査定を受けた地域は大阪で、ボディカラーはホワイトです。

走行距離は5万5000km弱と、5年落ちとしてはほぼ標準かやや延びているといったイメージです。

このハリアーを5社に査定を依頼しましたが、実際に査定額を提示したのは2社のみで、内訳は172万円と150万円でした。

この年式と走行距離のハリアーであれば、172万円という買取り価格は十分に満足のいく結果だと思いますが、なぜかオーナーさんは不満であったようです。

ときどき、中古車店などでの販売価格と比較して、買取り価格に不満を持つ人がいるようですが、買取り価格が販売価格よりも安いのは当たり前です。

中古車販売に限らずどんな商売でも、売り値よりも仕入れ値が安くなければ商売が成り立ちません。

10万kmオーバーのハリアーの買取り相場はどれくらいか

正面から見るブラックのハリアー中古車の価値が一気に下がってしまうのが、走行距離が10万kmを超えたタイミングだといわれています。

しかし、ハリアーに限っては、10万kmオーバーの車両であっても極端に値落ちするということはないようです。

実際に10万kmオーバーのハリアーがどれくらいの値段で買取りをされているのかについて、査定の実例を紹介してみたいと思います。

・11万kmで9年落ちの240GLパッケージが65万円の査定

こちらは11万km弱を走行したハリアーの240GLパッケージを売却したときの事例です。

登録年は2004年で、9年落ちとなる2013年に売却をしています。

地域はトヨタのおひざ元である愛知県で、色は黒です。

このハリアーに対して2社の買取り専門店が提示した査定額は、どちらも65万円でした。

走行距離が11万kmで9年落ちという条件であっても、ハリアーであれば普通にこれくらいの査定額が提示になってしまうようです。

・10万5000kmの8年落ちのハリアー4WDを80万円で売却

この事例は、10万5000km走行したハリアーの350GプレミアムLパッケージ4WDを売却したときのものです。

2006年式を8年落ちとなる2014年に売却をしています。

このハリアーを5社の買取り店が査定した結果、最高買取り価格が80万円となりました。

350GプレミアムLパッケージ4WDはハリアーの中でも上級グレードで、新車価格も360万円程度と高いものですが、10万kmオーバーで8年落ちということを考えれば、悪くはない査定額だと思われます。

15万kmをオーバーしたハリアーはどれくらいの査定額になるか

15万kmオーバーの車となると、廃車にすることを考えるのが普通ですが、ハリアーの場合にはその考えはまったく当てはまりません。

発展途上国でのニーズが高いハリアーであれば、15万kmをオーバーした車両であっても、十分に価値のある車として査定をしてもらうことが可能です。

実際に15万kmオーバーのハリアーがいくらで売れたのかを、実際の買取り事例で見ていきたいと思います。

・15万kmオーバーの240G-4WDの買取り価格が50万円

ブロンズ色のハリアー走行距離が15万kmをオーバーした、トヨタハリアーの240G-4WDの買取り事例です。

2006年式を2013年に売却をしていますので、7年落ちということになります。

このハリアーを2社が査定をした結果、高い方の査定額が50万円となりました。

7年落ちハリアーの240G-4WDの買取り価格が50万円というのは、決して満足できる数字ではないかもしれませんが、15万kmオーバーという走行距離を考えれば、仕方のない査定結果といえるでしょう。

・8年落ちで15万kmの350G Lパッケージの査定額が80万円

こちらは、走行距離がちょうど15万kmのハリアー350G Lパッケージの買取り事例です。

2005年式を2013年に売却していますので、8年落ちということになります。

売却地域は神奈川県で、色はブラックです。

このハリアーを5社の買取り専門店が査定をしたところ、80万円、80万円、80万円、80万円、78万円という結果になりました。

各社ともほとんど横並びの提示額で、熾烈な競争が行われてことが伺えます。

8年落ちで15万kmという走行距離を考えたら、この買取り額は十分に満足できるものだと思われます。

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乗った年数でハリアーの査定額はどう変わって来るのか?

車は乗ることによって徐々に劣化をしていきますので、年数とともに車の価値そのものがどんどん下がっていくことになります。

しかし、経年による車の買取り価格の下落は車種によって大きく異なるというのが実情です。

10年を過ぎると一気に査定額が下がってしまう車種もあれば、それほど大きく評価が下がることのない車種もあります。

ハリアーは後者になりますが、実際に使った年数によりハリアーの買取り価格がどれくらいになるのかについて、5年落ち、10年落ちオーバー、15年落ちオーバーに分けて、売却事例をもとに見ていきたいとおもます。

5年落ちハリアーの実際の買取り価格を紹介

左サイドより見る白いハリアーハリアーはSUVの中でも非常に人気の高い車種になりますので、中古車の買取り価格も5年落ち程度であればかなりの金額になることが想定できます。

実際に、5年落ちハリアーの査定額がどれくらいになるのかについて、過去の買取り事例から見ていきたいと思います。

・5年落ちの走行距離少なめハリアーが190万円の査定額

こちらの事例は、2009年式ハリアーの240GLパッケージ・リミテッド4WDを5年落ちとなる2014年に売却したときのものです。

売却地は東京で、ボディカラーは黒です。

走行距離は2万5000km弱ということなので、査定の基準となる距離数の半分程度しか走っていません。

このハリアーを6社の買取り店にて査定をしたところ、最高買取り価格は190万円でした。

240GLパッケージ・リミテッド4WDの新車価格が300万円弱なので、5年落ちでこの買取り価格は非常に高いといえるでしょう。

やはり、2万5000km弱と走行距離が少ない点が大きくプラス査定になったものと思われます。

・6年落ちで走行距離が1万3000kmのハリアーを205万円で買取り

この事例は、5年落ちではなくあえて6年落ちを取り上げてみました。

2009年式の240GLパッケージ・リミテッドを2015年に売却したときのものです。

場所は埼玉県で、車体の色は黒です。

走行距離は1万3000kmと非常に少なく、6年落ちとしてはかなり状態のよい車であったに違いありません。

このハリアーを6社で査定をした結果、最高買取り価格が205万円となりました。

このグレードの新車価格が273万円であることを考えると、6年落ちで205万円の査定額は破格といえるでしょう。

この事例からも明らかなように、やはり走行距離が少ないということは車の査定においてかなりのプラス要因になるようです。

10年落ちオーバーのハリアーはどれくらいで買取りされるのか?

正面から見るトヨタハリアー世界のトヨタブランドのSUVであるハリアーは、発展途上国での中古車人気もあり、ある程度年式が古くても高価買取が可能になるようです。

ここでは、実際に10年落ちオーバーのハリアーが、どれくらいの値段で業者に買取りをされるのかについて、実例をもとに見ていきたいと思います。

・10年落ちの300GLパッケージ4WDが87万円の査定額

こちらは、2003年式のハリアー300GLパッケージ4WDを10年落ちとなる2013年に売却をしたときの事例になります。

査定を受けた地域は兵庫県で、ボディカラーはベージュです。

走行距離は7万km弱なので、10年落ちの車としては少ない方だと思います。

このハリアーを2社の買取り店に査定をお願いした結果、最高買取り価格は87万円となりました。

走行距離がやや少なめとはいえ、10年落ちの車の買取り価格が87万円ということであれば、十分に満足できる数字ではないでしょうか。

・11年落ちで走行距離15万km超のAIRS_4WD の査定額が60万円

この事例は、2003年式のハリアーAIRS_4WDを11年落ちとなる2014年に売却したときのものです。

査定を受けた地域は静岡県で、ボディーの色はシルバーです。

走行距離は15万kmを超えており、11年落ちということを考慮しても、かなり走り込んでいるクルマという印象です。

このハリアーを5社の買取り店に査定見積もりを依頼したところ、一番高い業者の提示額が60万円となりました。

確かにAIRS_4WDはハリアーの中では上級グレードで、新車価格も400万円ほどになりますが、それでも11年落ちで15万kmオーバーという条件にもかかわらず60万円の買取り価格というのは驚きです。

15年落ちオーバーのハリアーはいくらで売れるのか?

パールブラウンのハリアーこれまで、5年落ちと10年落ちオーバーのハリアーの買取り価格を見てきましたが、想像以上に高価な買取り価格に驚かれたかと思います。

それではさらに15年落ち以上となるハリアーの買取り価格はどうなのでしょうか?

実際に15年以上乗ったハリアーの査定額がどれくらいになるのかについて実例を見ていきたいと思います。

・16年落ちのハリアー3.0-4WDの買取り価格が7万円

この事例のハリアー3.0-4WDは1998年式となりますので、一番初期のころのモデルになります。

このハリアーを16年落ちとなる2014年に売却したときのものです。

場所は大阪府で、車体の色はホワイトです。

走行距離は12万km弱となっていますので、16年落ちということを考えるとやや少ない走行距離といえるでしょう。

このハリアーを5社が査定した結果、7万円が1社と1万円が4社となりました。

さすがに人気のハリアーといえども、ここまで古いモデルとなるとさすがに高価買取は厳しいようです。

しかし、5社に査定をしてもらったおかげで、最終的に7万円で売却することができましたが、もし1社だけから査定を受けていたとすると1万円で買い取られていた可能性が高いといえます。

・16年落ちのハリアーFour Sパッケージ査定額が17万円

こちらは、初期型である1997年式のハリアーFour Sパッケージを16年落ちとなる2013年に売却したときの事例になります。

売却地は東京都で、色はホワイトです。

走行距離は10万km弱となっており、16年落ちの車としては比較的少ないといっていいでしょう。

このハリアーを4社で査定をしたところ、最高値は17万円となりました。

16年落ちという非常に古い車両であるにもかかわらず、走行距離が10万km未満という点が評価されて17万円という買取り価格につながったものと思われます。

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トヨタハリアーの公式サイト
https://toyota.jp/harrier/

大手買取り専門店
参考:ラビット  ビッグモーター

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