走行距離10万kmのクルマはいくらで売れる?~車種別・年式別の買取り店での査定額

クルマの買取り価格は、走行距離に応じて大きく変わってきます。

査定の目安として1年あたり1万kmが標準だといわれています。

つまり、3年落ちだと3万km、5年落ちだと5万kmが査定をする際の基準となりますので、これをオーバーすると査定額は下がりますし、これより少なければプラス査定ということになります。

走行距離が10万kmというと、10年落ちに相当する走行距離ということになるわけですが、クルマによっては5年に満たないのに10万kmを走破してしまうような過走行状態のクルマもあります。

もちろん、いまのクルマは耐久性が高くて壊れにくくなっていますので、走行距離が10万kmを超えたからといって、かつてのように極端に査定額が下がってしまうというようなことはありません。

しかし、実際に査定を受ける際に、過走行はマイナス要因となることは間違いありません。

ここでは、10万kmを走行したクルマが、どれくらいの査定額になるのかを、車種別・年式別に見ていきたいと思います。

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走行距離10万kmのミニバンを売却するときの査定額の目安

ミニバンは人気がありますので、リセールバリューは高い傾向にあります。

しかし、10万kmを走行したミニバンがどれくらいで売れるのか気になるところです。

ここでは、車種別及び年式別に、10万km走行したミニバンの査定額の目安について見ていきたいと思います。

10万kmを走行したヴェルファイアはどれくらいの買取り価格になるか

非常に人気の高い高級ミニバンであるヴェルファイアですが、はたして走行距離が10万kmに達してしまったときにどれくらいの査定額になるのか具体的に見て行くことにしましょう。

さまざまな年式やグレードのヴェルファイアを2018年に売却することを想定した場合、買取り専門店での査定額の目安は以下のようになります。

●2012年式(6年落ち)2.4Z:140万円~170万円

●2013年式(5年落ち)2.4ZゴールデンアイズⅡ:180万円~220万円

●2015年式(3年落ち)V7人乗り:210万円~260万円

この数字を見る限りにおいては、ヴェルファイアは10万km走行していても、それなりの高い買取り額が期待できそうです。

2015年式(3年落ち)V7人乗りは、走行距離が10万kmであっても、210万円~260万円という高値で売却できることになります。

ちなみに、2015年式(3年落ち)V7人乗りで、走行距離が標準的な3万kmであったとしたら、査定額は250万円~300万円程度になるようです。

走行距離が10万kmのヴォクシーを売却するときの査定額の目安

5ナンバーサイズであるにもかかわらず広々とした室内を確保しているトヨタの人気ミニバンであるヴォクシーですが、10万km走行でどれくらいの査定額になるのか見て行くことにしましょう。

2018年に売却することを前提とした場合、10万km走行ヴォクシーの買取り価格の目安は以下になります。

●2008年式(10年落ち)ZS煌(きらめき):6万円~8万円

●2010年式(8年落ち)Z7人乗り:35万円~45万円

●2013年式(5年落ち)ZS煌:100万円~120万円

●2015年式(3年落ち)ZS煌:140万円~165万円

10万km走行を走行していても、ヴォクシーの場合は年式が新しければそれなりの高価買取りが期待できることがお分かりになると思います。

ちなみに、2013年式(5年落ち)ZS煌の走行距離が標準的な5万kmだった場合の査定額は115万円~140万円となりますので、10万km走行車の場合はこれとくらべて15万円~20万円ほどマイナス査定になるということになります。

日産セレナを10万km走行時に売却するときの買取り相場

日産のセレナも非常に人気の高いミニバンですが、走行距離が10万kmに達してしまったときにどれくらいの買取り価格になるのか気になるところです。

10万km走行した各年式の日産セレナを、2018年に買取り専門店に売却するときの査定額の目安は以下のようになります。

●2010年式(8年落ち)ハイウェイスター:20万円~25万円

●2013年式(5年落ち)ハイウェイスター:95万円~115万円

●2015年(3年落ち)ハイウェイスター:120万円~140万円

セレナの場合、10万km走行していても、8年落ち程度までであったら、十分に査定は残っているといえそうです。

仮に、2010年式(8年落ち)ハイウェイスターが、走行距離5万kmしか走っていなかった場合の査定額は、30万円~40万円ほどになります。

同じ8年落ちのセレナであっても、走行距離の違いによって買取り額が10万円~15万円ほど違ってくることになります。

10万キロ走ったホンダステップワゴンはいくらで売れるか?

ホンダのステップワゴンも、トヨタのヴォクシーや日産のセレナとならんで人気の高いミニバンです。

実際に10万キロ走行したステップワゴンが、買取り専門店でどれくらいの値段で引き取ってもらえるのかについて、2018年に売却することを前提に年式別にみていくことにしましょう。

●2010年式(8年落ち)Gグレード:20万円~28万円

●2013年式(5年落ち)のGグレード:85万円~105万円

●2015年式(3年落ち)のGグレード:115万円~140万円

10万キロ走行のステップワゴンであっても、8年落ち程度までであれば、20万円~28万円で売却できることがお分かりになるかと思います。

仮に8年落ちのGグレードで走行距離が13万kmの場合は17万円~20万円、さらに走行距離が15万kmとかなりの過走行であっても、10万円~13万円くらいの査定額にはなるようです。

最近では、東南アジアなどへの輸出ルートを持つ買取り専門店も多く、過走行のクルマであってもそれなりにニーズがあるようです。

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走行距離が10万kmの軽自動車はどれくらいの査定額になるのか?

普通車の場合は、10万km走行したクルマであっても、年式が古すぎなければそれなりの金額で売却することが可能です。

しかし、軽自動車の場合は、耐久性の問題などもあり、走行距離が10万kmを超えると査定が一気に厳しくなるという噂もあります。

はたしてそれが事実なのかどうか、実際に10万km走行した軽自動車の車種別・年式別の買取り価格をみていくことにしましょう。

10万キロ走行したホンダN-ONEの査定額はどれくらいになるのか?

まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで売れに売れまくっているホンダの軽自動車ですが、ここではそんなホンダの軽自動車のなかから、N-ONEを取り上げてみたいと思います。

実際に、10万km走行したN-ONEが2018年の時点でどれくらいの査定額になるのか年式別に見ていくと、以下のような感じになります。

●2013年式(5年落ち)ツアラー:38万円~45万円

●2014年式(4年落ち)プレミアム:50万円~65万円

●2015年式(3年落ち)ツアラーAパッケージ:60万円~70万円

これらの数字を見る限りにおいては、軽自動車だからといって、10万kmを超えると査定額が極端に下がってしまうということはないようです。

年式が新しければ10万kmの過走行車であっても、それなりの金額で買取りをしてもらえることが分かります。

ちなみに、●2015年式(3年落ち)ツアラーAパッケージの走行距離が3万kmだった場合の査定額は、70万円~80万円くらいが買取り相場になりますので、10万km走行車とくらべて10万円ほど高くなります。

10万km走行したダイハツタントを売却するときの査定額の目安

ダイハツタントも人気の高い軽自動車ですが、10万km走行したクルマがどれくらいの査定額になるのか気になるところです。

ここでは、10万km走行したダイハツタントを2018年に売却するときに、どれくらいの査定額になるのか年式別に見て行くことにしましょう。

●2010年式(8年落ち)グレードX:18万円~23万円

●2013年式(5年落ち)グレードX:43万円~53万円

●2015年式(3年落ち)グレードX:57万円~70万円

8年落ちと年式の古い10万km走行のタントであっても、しっかりと査定額が提示されることが分かります。

3年落ちだと10万km走ったクルマでも57万円~70万円の買取り価格になりますので、年式が新しければ過走行でもそれなりの査定額になるということがいえそうです。

スズキワゴンRは10万km走行時でどれくらいの買取り価格になるか

最近の流行となっている背の高いワゴンタイプの軽自動車の火付け役ともいえるのが、スズキのワゴンRです。

ここでは、10万km走行したワゴンRを2018年に買取り専門店に持ち込んだ場合に、どれくらいの査定額になるのかを年式別に見ていきます。

●2012年式(6年落ち)のFXリミテッド:28万円~34万円

●2013年式(5年落ち)のFXリミテッド:38万円~48万円

●2015年式(3年落ち)のグレードX:57万円~70万円

これらの数字を見る限りにおいては、ワゴンRの走行距離が10万kmに達したからといって、極端に査定額が下がるということはなさそうです。

ちなみに、2015年式(3年落ち)のグレードXの走行距離が3万キロだった場合の査定額は、68万円~82万円になります。

3年落ちで走行距離が10万kmというかなりの過走行状態のワゴンRであっても、査定額は標準的な走行距離のクルマとくらべて11万円~12万円低くなる程度といえそうです。

10万km走行のクロカンを買取り専門店に持ち込んだときの相場

クロカンは海外で非常に人気の高い車種が多いために、多少年式が古かったり過走行であったりしても、思った以上の査定額になることが多いといわれています。

実際に、10万kmを走行したクロカンが、買取り専門店でどれくらいの値段で買取りされるのかについて、調べてみることにしましょう。

走行距離10万キロのランドクルーザーはどれくらいの値段で売れるか?

クロカンの王者といえるのが、トヨタのランドクルーザーです。

ランドクルーザーは、年式が古くても高額査定が期待できる、リセールバリューの高いクルマとして知られています。

実際に、10万kmの距離を走ったランドクルーザーの買取り店での査定額がどれくらいになるのか、2018年に売却することを想定して年式別に見て行くことにしましょう。

●2009年式(9年落ち)のZXグレード:121万円~150万円

●2013年式(5年落ち)のZXグレード:340万円~410万円

●2015年式(3年落ち)のZXグレード:420万円~490万円

走行距離が10万kmに達していても、3年落ちだと420万円~490万円という査定額になってしまうところに、ランドクルーザーのリセールバリューの高さがうかがえます。

5年落ちであっても、340万円~410万円です。

仮にこの5年落ちのランドクルーザーの走行距離が15万kmという極端な過走行であったとしても、310万円~380万円ほどの査定額になります。

過走行であっても高く売れるのが、ランドクルーザーの強みといえそうです。

走行距離10万kmの三菱パジェロを売却するときの査定額の目安

三菱のパジェロも日本を代表するクロカン車で、1980年代後半から1990年代にかけて、ランクルとともに大人気となった車種です。

走行距離が10万kmに達した三菱パジェロを、買取り専門店に持ち込むとどれくらいの査定額になるのか、年式別に2018年に売却することを前提に見ていきましょう。

●2010年式(8年落ち)のエクシード:80万円~95万円

●2013年式(5年落ち)のエクシード:160万円~190万円

●2015年式(3年落ち)のエクシード:200万円~240万円

2013年式(5年落ち)エクシードの査定額は160万円~190万円ですが、2013年当時の新車価格が367万円でしたから、10万kmという走行距離を考えた場合、パジェロのリセールバリューはかなり高いといえそうです。

ちなみに、この5年落ちのパジェロの走行距離が標準的な5万km程度であった場合の査定額は、175万円~215万円ほどになります。

走行距離が10万kmのコンパクトカーを売るときの買取り店の相場

コンパクトカーは、近所への買い物など足代わりとして使われることが多いので、過走行となるケースは少ないと思いますが、ここではあえて10万km走行したコンパクトカーの査定額がどれくらいになるのかを見ていきたいと思います。

10万km走行したホンダのフィットはどれくらいの値段で売却できるか?

ホンダのフィットは、新車の販売台数が常に上位にランクインされる人気車種ですが、走行距離が伸びてしまった場合、どれくらいの査定額になるのでしょうか。

10万km走行したフィットの査定額を2018年に売却するときに、年式別の大まかな相場は以下のようになります。

●2010年式(8年落ち)のGグレード:0円~2万円

●2013年式(5年落ち)の13Gグレード:27万円~32万円

●2015年式(3年落ち)の13Gグレード:39万円~46万円

この数字を見る限りにおいては、10万km走行のフィットの査定額はけっこう厳しい感じになります。

特に、8年落ち以上で10万kmオーバーだと、ほとんど査定がつかないようです。

ちなみに、8年落ちのフィットであっても、走行距離が3万kmほどと少ない場合であれば、10万円前後の査定額になるようです。

走行距離10万kmのトヨタヴィッツを買取り店に持ち込んだときの査定額

トヨタのヴィッツもコンパクトカーとしては非常に人気の高い車種です。

10万キロを走破したヴィッツが、買取り店でどのような評価を受けるのかを、年式別に2018年に売却することを前提にみていくことにしましょう。

●2010年式(8年落ち)のFグレード(1.3L):3万円~6万円

●2013年式(5年落ち)のFグレード(1.3L):32万円~40万円

●2015年式(3年落ち)のFグレード(1.3L):63万円~75万円

やはりヴィッツの場合も、ホンダのフィットと同様に、8年落ち以上の年式で10万km走行となると、かなり厳しい査定額になってしまうようです。

年式の古いヴィッツで走行距離が10万kmを超える場合には、売却を考えるよりもむしろ乗り潰す方向で考えた方がいいかも知れません。

8年落ちのヴィッツであっても、走行距離が3万km程度と少なければ、10万円程度の買取り額は提示してもらえると思います。

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